アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス

アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス

アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは1963シーズンから1992シーズンまでメキシコGPをホストしたあと、2015シーズンF1カレンダーへ復帰した。復帰にあたり旧レイアウトの一部を残して大規模な改修が行われ、施設群も建築家 / サーキットデザイナーのヘルマン・ティルケによってアップデートされた。

サーキットの特徴

アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは間違いなくF1カレンダーで最も要求の厳しいサーキットのひとつだ。海抜6,500フィート(約1,980 m)を超える標高に空力からエンジンまでのすべてが影響を受ける。空気が希薄なため、マシンはモナコやシンガポールと同じく最大ダウンフォース・セットアップとなる。

また、ハイダウンフォースながらドラッグが減少するため、トップスピードは非常に高く、このサーキットでの歴代最高速度は2016シーズンにバルテリ・ボッタス(当時ウィリアムズ)が記録した372.5 km/hとなっている。

エンジンパフォーマンスもこの標高の影響を受ける。ターボシステムはより多くの空気を取り入れて適正な吸気圧と冷却レベルを得なければならないため、エアーインテークが拡大される。

ドライバーが1周あたり21秒ブレーキペダルを操作するアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスではブレーキにも注意を払う必要がある。ブレーキシステム全体を適切な作動温度に保ち、ディスクやパッドが早々に摩耗しないようにブレーキダクト開口部も通常より拡大される。

メキシコシティのこのサーキットへ向かい、スタジアムセクションのグランドスタンドを埋める陽気なファンたちの歓声を耳にする瞬間は特別だ。また、ガレージからグランドスタンドを見上げれば、メキシコのファンがどれほどF1を愛しているのかが実感できる。

サーキットデータ
初開催1963年
周回数71周
サーキット全長4.304 km
レース距離305.354 km
ラップレコード1分18秒741  – バルテリ・ボッタス(2018年)