サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

COTAの略称で知られるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、スペクタクルの提供を最大限重視してデザインされたモダンサーキットの好例だ。ヘルマン・ティルケがデザインしたCOTAは合計20のコーナー(右コーナー9・左コーナー11)で構成される左回りサーキットで、全長は5.5kmとなっている。

エンジンパワー次第のサーキットのためレース展開は一筋縄ではいかない。モントリオールを彷彿とさせる全開セクションも存在する。

サーキットの特徴

COTA最大の特徴はその激しいアップダウンだ。最も顕著なのはメインストレートからターン1にかけての登り坂で、わずか200mで標高が22m以上変化する。

この急峻な登り坂はほぼブラインドでターン1へ進入することを意味するが、コース幅が非常に広いためオーバーテイクのライン選択肢は豊富だ。高速コーナーを多数抱えるサーキットながら、ドライバーとエンジニアたちはミディアム〜ハイダウンフォースのセットアップを目指している。低速セクションの空力効率を最大限まで高めつつ、ストレートで良好なトップスピードを維持するためだ。

COTAでは1周で約18秒ブレーキが踏まれるが、ターン1 / 11 / 12はブレーキの負担が大きく、かなりのエネルギーを発生するため、ERSの効力が最大限発揮される可能性がある。また、COTAを走るドライバーたちはタイヤマネージメントだけではなく燃費にも注意する必要がある。

COTAでの最多優勝回数記録は通算5勝のルイス・ハミルトンが保持している。2019シーズンのアメリカGPではシャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分36秒169を記録してラップレコードを更新した。

サーキットデータ
初開催2012年
周回数56周
サーキット全長5.513 km
レース距離308.405 km
ラップレコード1分36秒169 – シャルル・ルクレール(2019年)